鈴木大地と福浦和也

マリーンズ一筋26年のレジェンド福浦大先生が今シーズン限りでの現役引退を発表しました。
昨年2000本安打を達成。その試合では福浦選手に続く7番バッターとして試合出場。偉業達成の次のバッターとして貴重な勝ち越し点となる送りバントを決めています。ネクストバッターだったため、唯一2000本安打達成の瞬間にハグができず試合後にハグがニュースになる程の素晴らしい日でした(なお試合)

そんな大地と福浦ですが、キャプテン就任を果たした2014年シーズン。福浦選手が大地にかけた言葉があります。

「なあ、大地。きょうの試合で一つ気になることがあった。ピッチャーがピンチの時、誰もマウンドに行って声をかけなかったよな」


「オレは試合に出たり出なかったり。オマエは今、全試合に出ている。だからオマエが先陣を切ってやってほしい。グラウンドでは年齢も関係ないし、遠慮をする必要もない。そうすることでなにかが変わる可能性はある。ならば、した方がいい。できることはすべてした方がいい。だいぶ昔のことだけどオレも先輩にそう教わった」

https://www.chibanippo.co.jp/sports/lotte/208405

大地ファンならだれでも知ってることですが、ピッチャーがピンチになるとマウンドに駆けつける姿。もちろん福浦選手に言われる前からやっていたと思います。しかし、この言葉でより積極的にキャプテンとして行動できるようになったのではないかと思っています。

鈴木は言霊(ことだま)を信じている。言葉に宿る不思議な力のことで、古くから口にした言葉通りの事象が、もたらされることを言霊という。だからピンチの時、いつも守りながらピッチャーに叫ぶようにつぶやく。「大丈夫。絶対に抑えられるから。オレが守ってやるから」

https://www.chibanippo.co.jp/sports/lotte/208405

大地が勝つというと勝つんですよね。だから今年誰にも負けないという言葉は現実になるでしょう。
キャプテンを外れた2018年。苦しいときに福浦選手が語った言葉も大地に響いた

「福浦さんの一言でみんな吹っ切れた感じだった。あの人が言うと重みが違う。みんなの気持ちが一つになった。それぞれ、自分の結果を追い求めて気持ちが揺れがちだけど、その前の大前提として、今いるこの場所の幸せを感じること。その日の一瞬を楽しみながら大事にプレーをすることをもう一度、思い返すことができた」

https://www.chibanippo.co.jp/sports/lotte/500425

一緒に選手としてプレーできるのは今年1年を残すのみとなった。
2軍兼任コーチという肩書きもあり、なかなか一緒になる機会がないかもしれない。
ただ大ベテランから学ぶことはまだまだたくさんある。

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