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<2012年 1年目>
ルーキーイヤーの2012年は、沖縄県石垣島でのキャンプ3日目の検温で37.8度と発熱し、インフルエンザ感染が判明、ホテル内隔離され離脱第一号となってしまった。
開幕一軍は逃したが、6月2日に初の一軍昇格を果たし、同日の対中日ドラゴンズ戦(QVCマリンフィールド)で8回裏に代走として初の試合出場。
6月8日の対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)9回表に代打として初打席に立ち、結果は右飛。
6月11日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)9回表に代打で出場、右翼フェンス直撃の二塁打となりプロ初安打を記録した。
この二塁打について本人は「本塁打かな?と、ちょっとだけ思った。ボールは実家に送ります」と語った。
ほかの同期3人をいの一番に朝起こしていたという大地。
しかし初の石垣島キャンプでのインフルエンザ発症。
ロッテのドラフト3位・鈴木大地(22=東洋大)が、石垣市内の病院で診察を受けた結果、インフルエンザA型と診断されて宿舎で静養した。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/02/04/kiji/K20120204002565120.html
この日の朝の体温測定で37・8度あったため全体練習を欠席。チームの離脱1号に西村監督は「いろいろ予防していたとは思う。本人もチームも痛いし、他の選手にうつってなければいい」と険しい表情だった。チームとしてうがい、手洗いをさらに徹底するように要望した。
ルーキーで唯一開幕1軍を逃した。そして4月30日、休日だった浦和の寮のTVで見ていたマリンでの1軍の試合でドラフト1位の藤岡、2位の中後、4位の益田がそろって活躍しお立ち台に上がった
1人蚊帳の外だった鈴木は「あのファームでの2カ月を経験したからこそ今の自分があると思っているが、本音は悔しかった」と振り返る。以来、藤岡と2人でお立ち台へ立つことが鈴木の夢となった。
https://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/140518/spo14051809420007-n2.html
決してくじけることなく2軍で結果を残した大地は6月2日、細谷と入れ替わりでついに1軍へと初昇格を果たした。この試合から2018年シーズンまで鈴木大地は一度も登録を抹消されていない。
同日の試合でサブローの代走で初出場。8日のヤクルト戦で代打でプロ初打席。11日の巨人戦では9回の表に代打でホームラン性の当たりとなるフェンス直撃2ベースでプロ初安打を放った。
20日のヤクルト戦で8番セカンドでプロ初スタメン。24日の楽天戦ではプロ初の猛打賞をマークした。
ロッテのルーキー鈴木大地内野手(22)がプロ入り初の猛打賞を放った。二塁手の井口の休養日でスタメンに抜てき。1打席目に右前打、3打席目に中前打で、4打席目には右翼線への二塁打を運んだ。本来は遊撃手、三塁が定位置だが、二塁の守備も併殺プレーなど無難にこなした。「出るために自分のことをやらないと、いつ落とされるか分からないので」と気を引き締めていた。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20120624-972508.html
7月8日のオリックス戦でプロ初打点。フレッシュオールスターにも5番サードで出場。1軍では62試合に出場し、打率274、37安打、11打点、バントも10個決め今後に続くプロ1年目を終えた。