フライデーデジタルに永田さんが書かれた大地の記事が上がりました。
大地のことを想像で書かれた記事や
分かったように書かれたコメントが多い中
しっかり大地のことを見て、しっかり記事にしてくれた内容だと感じました。
本人にしか分からない真実
移籍直前ロッテ鈴木大地が魅せた『ファン感で万感のWe Are』
「最後の『We Are』までは予想していましたけど、(自分の)応援歌を歌っていただいたのは本当にサプライズで、すごく嬉しかった。ああいう中でいつもプレーをしていたので、それを思い出しました。本当に有難かったです」
「(We Areは)元々、球団との約束事でスタートしたんです。ZOZOマリンは屋外球場なので、すごい雨だったり、(スタンドが)ガラガラだったりしたときもありました。自分がミスをして、(ファンの)みんなの前に出て行きたくないときもありました」
「その場は一緒になって喜んで、落ち込むならあとで落ち込めばいいやと考えるようになったんです。ファンと一緒に勝利を喜んだら、落ち込むよりも『次、取り返してやろう』という気持ちにもなりますし、何よりもファンの気持ちも伝わってきますから」
「その試合でミスした選手、打たれたピッチャーが行きたくない気持ちもすごく分かるんです。ときには『いいよ』と言ってあげたこともありましたけど、逆に『来い』と無理にでも呼んだこともあります。チームは勝っているのに、そこで一緒に喜べなかったら、結局、自分の成績しか考えてないじゃんってことにもつながると思ったんですよね。そうではないと! 勝ったんだからまずみんなで喜ぶ、そのうえでしっかり反省して次に向かう。プロ野球って毎日試合があるので、切り替えなきゃいけないんです。でも、反省もしなきゃいけない。『We Are』を続けてきて、そんなことを学びました」
「やり始めは僕も下の世代だったんですけど、僕の年齢がだんだん上がってきて、僕が行けば、下の選手も必然と『行く』形になりました。それでも福浦さんは、なかなか頼めない存在だったんですけど、引退試合で勝って盛り上がって、『福浦さん、お願いします』と頼んだら行ってくれましたし……。本当にひとつの形になったと思います」
大地のコメント部分を引用させていただきました。
詳細はフライデーデジタルをご覧ください。
We Areについて語られた内容。
見た限りはじめてのものですね。
本人にしか分からない真実がある
「スーパーマリンフェスタ2019」の翌朝、鈴木大地の東北楽天へのFA移籍の報が新聞紙上に躍った。
「なんだ、最初から移籍が決まっていたのか」
「自分達の思いは届かなかったのか」
と、中にはネット上で憤慨するファンもいた。
「『We Are』を私物化しやがって」と、怒りを露わにするファンさえいた。
たしかに今、振り返ると映像も含めた演出も用意されたイベントの、翌日の移籍発表は「最初から決まっていたんじゃないか」と思われても仕方がない部分はある。
ただ、当日、取材をした者としては鈴木の複雑な心中をも察する。
「感傷に浸って決断してはいけない」
イベント終了後、囲み取材に応じている鈴木は、今まで見せたことがないくらい、ひどく強張っていたし、ほぼ表情を変えることがなかった。まるで感情を閉ざしている、そんなふうでもあった。
ファンへの感謝は、もちろん伝えきれないくらい沢山ある。だが、自分の選手生活については別物として考えなければいけない。どんなときも生真面目すぎるくらい真正面から物事に向き合っていた鈴木である。決断を先延ばしにすることは、相当苦しかったのではなかろうか。今年3月のリーグ開幕戦、鈴木大地の連続試合出場が「532」で途切れた。試合後にはチームメイトの顔を見るのもつらいほどひどく落ち込んだという。
そんな鈴木に勇気をくれたのが、翌日、代打で登場したときのファンの熱い声援だった。鈴木はあの日の出来事を一生忘れないと言う。
「よく『ファンあっての選手』って言いますけど、それは本当だなって実感しましたね。ことし一年、本当に勇気づけられたので」後日、チームメイトの唐川侑己のSNSに、号泣しながら仲間達と『We Are』をする鈴木の姿がアップされた。そこに、本人にしか分からない真実があるような気がする。筆者はそのようにも感じた。
鈴木は、今季終了後のインタビューでこうも言っていた。
「これまで携わってくれた監督やコーチ、スタッフや選手がいたからこそ、ここまで来れたと思っています。僕一人の力じゃとても無理でした。先輩、後輩、選手、スタッフとか関係なく、ここ(千葉ロッテ)ではいろんな人から学びました。その学びを糧にもっともっと人として、もちろん野球人として成長していきたいと思います」
なぜあの動画で大地が震えた声で泣くのを耐えてコメントしたのか
なぜ唐川のインスタストーリーで泣きながら仲間とWe Areをしたのか
FAで思うことは人それぞれでしょう。
大地にしか分からない、伝えられない真実もあるでしょう。
少なくとも私はロッテ愛を強く感じました。