Wikipediaで分かるロッテ鈴木大地④

前編はこちら

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<大学生>
高校卒業後は、東洋大学経営学部経営学科に進学。
東都大学野球連盟に加盟する同校野球部では、1年時の春からリーグ戦に出場。
広い守備範囲と強肩を発揮し、秋には三塁手のレギュラーに定着する。
同部では史上初となる3年時から副主将を務めるなどチームをまとめる強いリーダーシップを発揮し、攻守にわたりチームの勝利に貢献。
3年春に、広州アジア大会日本代表の1次候補入り。3年時春からは4番に座り、打率.340でベストナインを獲得。
同年の第5回世界大学野球選手権大会では日本代表にも選出(背番号5)。
3年生ながら打順は1、3番を、守備では三塁を任され、銅メダル獲得に大きく貢献した。
4年時からは遊撃手へ転向、チーム主将に就任する(副将は藤岡貴裕投手)。
7月に米国で行われた第38回日米大野球選手権大会の大学日本代表にも選出。遊撃・三塁で出場した。
大学4年間でリーグ優勝5回、全国制覇4回を経験し、個人のリーグ通算成績は301打数85安打、本塁打3、29打点、打率.288。
2010春と秋に三塁手として、2011春と秋に遊撃手としてベストナインを受賞。日本学生野球協会・第44回(平成23年度)「大学の部」にて表彰選手に選ばれた。
同期のチームメートには前述の藤岡のほか、小田裕也がいる。
2011年10月27日に行なわれたプロ野球ドラフト会議にて、千葉ロッテマリーンズから3位指名を受ける。
11月11日に同じくロッテから1位指名を受けた藤岡と共に埼玉県川越市にある東洋大学川越キャンパスにおいて仮契約を結び、「1軍で試合に出るのが一番の目標」と抱負を語った。
契約金7千万円、年俸1300万円(推定)、背番号は35

東洋大学に入学。同期にはドラフト同期の藤岡投手、現オリックスの小田選手がいます。
1年春からリーグ戦出場。実力はもちろんリーダーシップは同校初の3年で副主将に選ばれるくらいのものがありました。
ベストナイン、日本代表選出と遊撃手、三塁手として大活躍。当時の鈴木大地内野手の評価はこんな感じ

<寸評>
「最も礼儀正しい大学生!」
今年見てきた大学生の中で最も礼儀正しい選手といったら真っ先に鈴木大地の名をあげる。
彼は打席に入る前に審判に向けて45度の角度くらい上体を傾けて挨拶を行う。まさに最敬礼である。ここまで礼儀正しく礼をする選手はなかなかいない。
本人曰くルーティンのようだが、でもそれ以外の立ち居振る舞いを見ると今流行りの「人間力」がある選手なのだろう。
今年の大学球界で最も負けにくい東洋大を引っ張った鈴木大地。技術的に高度な選手だったが、今年は常に内容のある打撃が出来る選手になったと思う。
守備・走塁も破綻なく出来る選手であり、ショートが手薄だったロッテにはうってつけの人材かもしれない。
ビッグなことをするわけではない。しかし安定した働きが期待出来るショートだ。
<打撃>
東都屈指の中距離打者。右、左に打ち分け、ホームランゾーンは低めの変化球で、スタンドインさせるパンチ力を秘めている。
スタンスはスクエアスタンスとみていい。昨年はやや踏み出す足を引いた形をしていたが、歩幅を狭め、真っすぐ立つようになった。
グリップは肩と水平な位置に置いて、力みもなく柔軟な構えをしている。
投手が足を下ろしたところから始動を仕掛けていき、足を回しこむように上げていき、真っ直ぐ踏み出していく。
トップをとっていくとき、グリップは一度引き上げてから振り出していく。
インパクトまでロスのないスイングが出来ており、狙い球を見逃さない鋭さとどんなレベルの高い投手に対してもミート出来る上手さがある。
昨年までは結構淡白な打撃が多かったものの、打席の集中力が増し、内容のある打撃内容になってきた。
たとえ1安打でもここぞという時に打つ勝負強さがあり、甘く入った直球、変化球は確実に捉えて、あっという間に外野の頭を超える当たりを打つ。
昨年のように簡単に打って併殺になったり、打ち上げたりすることは少なくなり、1試合ごとに結果を残せる選手に成長を遂げたのは大きなアピールポイントではないだろうか。
プロの選手と比較してヘッドスピードの速さは問題ない。押し込みの強さはやや欠けるところがあり、前捌きで打つ選手。
この選手は変化球を前捌きで遠くへ飛ばすポイントはしっかりと掴んでいるので、この点は統一球に順応できる点だ。
<守備・走塁>
サードからショートへコンバート。プロ入りの可能性を拡げる高橋監督らしいご配慮だ。彼の守備はダイナミックな守備はしないが、実に堅実だ。
打球の反応は良く、強いゴロに対しても慌てずに捌くことができている。地肩は強く、力強いスローイングを見せている。
ダイナミックさは感じないが、ボールの喰らいつきは良く、守備は堅実。ショートはダイナミックな動きを見せるショートと確実に打球をさばくタイプがいるが、彼は後者であろう。
私はダイナミックな動きをするショートは好きだが、やはりエラーをしないショートもプロでも貴重だ。彼は確実に打球をさばく技術を身につけてほしい。
塁間タイムは4.20秒前後で、左打者としてはそれほど速い選手ではない。通算4盗塁で足を売りにしていないようだ。
ただ緻密な野球を展開する東洋大ということで、走塁技術は鍛えられており、特に二塁からホームへ還る走塁は見所があり、スピードに乗ってからが速く、膨らみが小さく、無駄のない実戦的な走塁を見せている。
<将来の可能性>
すべてにおいて率なくこなす選手なので、ポテンシャルの高さが求められるプロではどうかと思ったが、4年生になってから内容のある結果を残し、調子の波が小さくなり、常に結果を残すために準備が出来ている選手。
技術的には高度なものがあるので、プロの投手の順応も早いと考える。
個人的には彼のようなすべてにおいて堅実にプレーするスタイルをする選手がどのような成績を残していくか興味深い。ロッテの内野手層の薄さを考えると一年目から試合出場は見込めるのではないだろうか。
1年目は50~100試合出場・打率2割5分~2割8分前後を期待してみたい選手だ。いずれは3割を狙える選手に成長を遂げていくのではないだろうか。
非常に礼儀正しい選手であり、プレーは地味でも、ここぞという時に勝負強さを見せるところはいわゆる何かを持った選手。
ぜひファンから愛される選手になってほしい。

ベースボールドットコムより

安定した成績を残す、実践的な走塁、すべてにおいて卒なくこなす、ファンから愛される選手になっていますね。
堅実にプレーする選手はダイナミックなプレーの選手に比べて評価されない部分が多いのですが、ドラフトにかかったときにはすでに完成されてたプロでも通用する選手になっていました。

そして迎えたドラフト会議。
マリーンズから3位指名を受けて見事プロ入り。当時のニュースはこちら

東洋大のドラフト候補はエース藤岡だけじゃないとばかりに、鈴木大が意地の2試合連続猛打賞。0―1の5回は無死一、三塁から中前へ同点打。この試合まで打率・150と低迷していたが3、8回にも安打を放って、23日のプロ志望届提出後の2試合で9打数6安打と猛アピールだ。ドラフト1位で藤岡獲りを狙うロッテの山下徳人スカウトが「大学生の内野手ではNo・1の評価」と話す逸材は「プロでやりたい気持ちはもちろんあるけど、まずは優勝」と自らの進路よりまず春秋連覇を見据える。

サンスポより

東洋大の鈴木大地内野手(4年=桐蔭学園)が、ロッテから3位指名を受けた。中学時代は静岡裾野シニアでプレー、高校は神奈川・桐蔭学園に進学した。大学で大きく開花し、今春は主将として大学日本一に導いた走攻守3拍子そろった内野手だ。
 今ドラフトの「BIG3」と呼ばれるエース藤岡に壇上で迎えられ「M」の帽子をかぶせてもらうと笑顔になった。プロでも共に戦う仲間になった。「正直、ここまで緊張するのかというくらい緊張した」。別室で待機し、寮でテレビ中継を見ていた仲間から電話をもらった。ロッテ3位。「言葉が『うれしい』としか言えない」と喜んだ。小山町出身のプロ選手は中日、西武で活躍した杉本正投手以来、静岡裾野シニアからは横浜石川雄洋内野手以来ともに2人目だ。
 4度の全国制覇に日本代表の主将を務め、プロにも認められた。原点は中学まで暮らした静岡にあった。静岡裾野シニアでは当初は外野手だったが、2年の途中から遊撃手に転向した。「最初は『史上最低のショート』って言われて悔しかった。でもそこで基礎をたたき込まれたのが、今につながっている」。
 野球に対する情熱は昔から変わらない。平日の全体練習のない2日は、友人宅にある打撃練習場でバットを振った。御殿場線に乗り小山から沼津まで1人で通った。卒業前には、当時のエースが誘われた桐蔭学園の練習参加に「自分も参加させてください」と自ら志願。「後から聞いた話ですけど、入学は絶対にないと言われていたみたいです。ただ自分は挑戦したいという気持ちがあったから」と、逆転合格で進学した。
 指名を受ける数時間前、大学最後の試合に臨んでいた。優勝の可能性は消滅していたものの2安打を放った。しかし、次打者席で敗戦を見届け「ドラフトより、今日の試合に集中していたけど、負けて悔しい」。それでも3年にして副主将、今年は主将としてチームを引っ張り、リーグ優勝5度と4度の全国制覇を成し遂げた。「試合が終わった日にドラフト。次に向けて新しいスタートを切れる」と充実感をにじませた。
 競泳五輪金メダリストと同姓同名に感謝している。「すごい方だと後から知って、年を重ねるごとに『いい名前をいただいた』と思えるようになった。名前もすぐに覚えてもらえる。小さい子に『なりたい』と思われる選手になりたい」。あの鈴木大地氏は千葉出身。運命はついに結び付いた。

日刊スポーツより

つづきはこちら

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