20190407vsホークス~ギータより早い鈴木大地

ファーストのスタメンに定着した鈴木大地。
ヒットこそ出なくてもピッチャーへの声かけは誰よりも早く、そしてフォアボールでの出塁、ベンチでの声出しなどできることをすべて行いチームを支えています。今日もスタメン出場となりました。

ホームランを打たれたらすぐマウンドへ

ピッチャーは孤独と言われるが、マリーンズは例外だ

柳田にホームランを浴びた有吉。ギータが3塁ベースにたどり着く前にすでにマウンド付近まで歩いている鈴木大地の姿が映像で映りました。その後のデスパイネのホームランのときもデスパのホームインの時点ですでにマウンドにいました。

ピッチャーは孤独だと山下智久も言っている

歌手で俳優の山下智久(33)が7日、DeNA―巨人戦(横浜)で始球式を務めた。ベイスターズのホームユニホーム姿で登場すると、観客からどよめきと拍手が送られた。
 巨人の1番・吉川尚に対して、ワンバウンド投球だったが堂々と投げきった。
「初めての始球式だったのですがこんなに投球が難しいとは思いませんでした。ドキドキしましたが、キャッチャーの方に捕って頂けたのでよかったです。実際のマウンドはテレビで見るよりも重圧を感じ、ピッチャーの孤独な戦いというのをズシンと感じました。野球の味方が変わりました。貴重な経験をありがとうございました」とコメントした。

【DeNA】山P 自身初始球式に「重圧と孤独感じた」

大地の声かけにボルシンガーをはじめピッチャーは助けられている

詐欺師になったり、救命士になったり、色々経験している山Pでさえ重圧と孤独を感じ、亀梨の存在を必要としてる(?)のに若手の投手などはより感じていることでしょう。そこに大地の存在は大きいと思います。

大地「 大丈夫。絶対に抑えられるから。オレが守ってやるから」

そんな大地の姿勢は昔から変わらずですが、より強くなったのは優しく大地を見守る姿が印象的な福浦大先生の言葉があったからだそうです。

遠征先の宿舎での出来事。その日、試合に敗れて6連敗。キャプテンの鈴木大地内野手(24)は試合後、一人、ビデオルームに向かった。スコアラーなどが収集した映像が流れ、いつでも選手たちがチェックできるようにしてある部屋だ。
 試合に敗れ、憔悴しきった表情で部屋に入ると、ベテランの福浦和也内野手(38)もいた。最初は特に会話もなく時が流れた。二人はそれぞれ試合の映像を見ていた。ふとした瞬間だった。プロ21年目の大ベテランは鈴木に問いかけた。
 「なあ、大地。きょうの試合で一つ気になることがあった。ピッチャーがピンチの時、誰もマウンドに行って声をかけなかったよな」
 この試合、西武ドームにてライオンズに5-10で敗れていた。先発の唐川が打たれた。3点リードの二回、5本の長短打を浴び逆転を許した。その場面をベンチで見守っていた福浦は、そこで内野陣が唐川に声をかけることがなかった点に疑問を呈した。映像を見入っていた鈴木だったが、その一言が胸に突き刺さった。何度も自問自答した。
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 「もしかしたら自分が間を置いて、ポンと肩を叩くだけで、リズムが変わったかもしれない。声をかけるだけで少し気持ちが楽になったかもしれない。小さいことかもしれないけど、キャプテンとしてやれることをしていなかった。それが恥ずかしかった。こんなに勝ちたい、勝ちたいと気持ちでは思っているくせに、やれることをせずにそう願っていただけの自分が情けなかった」
 若武者が、自分の投げかけた言葉に、なにかを感じたと察した福浦は続けた。今度は映像を見るのを止め、鈴木に鋭い視線を向け、強く願うように話し出した。
 「オレは試合に出たり出なかったり。オマエは今、全試合に出ている。だからオマエが先陣を切ってやってほしい。グラウンドでは年齢も関係ないし、遠慮をする必要もない。そうすることでなにかが変わる可能性はある。ならば、した方がいい。できることはすべてした方がいい。だいぶ昔のことだけどオレも先輩にそう教わった」
 それからの鈴木は動いた。翌日には練習前にグラウンドで選手だけのミーティングを開いた。井口、福浦、サブローらベテランに代表して発言をしてもらった。若きキャプテンである自分が鼓舞するだけではなく、ベテランの含蓄のある発言によって、選手たちの心を動かそうと考えた。勝ちに対する思いをもう一度、共有し直した。そして、守っている時はことあるごとに投手に声をかけるようになった。
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 連打を食らい、気持ちの整理がつかない状態になっていると思った時は一呼吸を置くためにマウンドに歩み寄った。時には声をかけ、時にはポンとお尻を叩くだけの時もある。叱咤したり、激励したり。ただ見守るのではなく動くことで事態を好転させようと努力し続けている。
 「キャプテンという立場もあって、誰よりも勝ちたいという気持ちをグラウンドで出すようにしている。負けるのは悔しいし、勝つと嬉しい。絶対に諦めない。どこまでも一つの勝利にこだわって貪欲に全員野球をする」
 鈴木は言霊(ことだま)を信じている。言葉に宿る不思議な力のことで、古くから口にした言葉通りの事象が、もたらされることを言霊という。だからピンチの時、いつも守りながらピッチャーに叫ぶようにつぶやく。「大丈夫。絶対に抑えられるから。オレが守ってやるから」。今シーズンも残り42試合となった。キャプテン鈴木が全身全霊をささげて挑む戦いの日々はまだ続く。

【千葉魂】 鈴木を変えた大ベテランの言葉 福浦「できることはすべてしろ」

バッティングではヒット出ずも捉えた打球を放つ

ファーストでの好プレーもあり内野の守備は安定しています。打率が低迷しているのは打席が少ないせいです。捉えたあたりも放ってますし、マリンに戻って積み重ねてくれることと思います。

2019年成績

2019.03.30 代打出場 左安(1.000 0 0)
2019.03.31 代打出場 右飛(.500 0 0)
2019.04.02 代打出場 死球、中飛(.333 0 0 1得点 出塁率.500)
2019.04.03 代打出場 三振、一ゴ(.200 0 0 1得点 出塁率.333)
2019.04.04 6番一塁出場 投ゴ、二ゴ、左飛、左飛(.111 0 0 2得点 出塁率.200)
2019.04.05 6番一塁出場 二ゴ、右2、左安、二ゴ、捕邪飛(.214 0 0 2得点 出塁率.267)
2019.04.06 6番一塁出場 一ゴ、二飛、四球、中飛、右飛(.167 0 0 2得点 出塁率.250)
2019.04.07 6番一塁出場 遊飛、死球、三ゴ、中飛(.143 0 0 2得点 出塁率.250)

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