それだけの準備はしてきた!千葉ロッテ鈴木大地の強い気持ち

例年以上にこのシーズンオフ、強い気持ちを語り、そして出し続けてきた我らがチームリーダー鈴木大地内野手。そしてその準備に応えるかのようにオープン戦開幕から結果を出し続けて来ています。開幕まであと3週間、大地の今の気持ちがコメントとして載っているニュースを見つけました

2月27日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎のアナウンスだ。
「7番、サードの鈴木がファーストに入り-」
耳を疑った。スコアボードは「7番 3鈴木」と表示された。間違いない。ロッテ鈴木大地内野手(29)が一塁に入った。野球人生で初めてのことだった。
昨季まで3年連続全試合出場。16年は遊撃、17年は二塁。18年は三塁を守った。毎年コンバートされてきたが「今年サードじゃないとは思ってなかった」。今季は定位置をレアードや安田と争う。石垣島には三塁用グラブだけ持参した。
キャンプ本隊が那覇へ移動する際、鳥越ヘッドコーチに声を掛けられた。「一塁と二塁も練習しておいてくれ」。悟った。その日のうちにミズノに電話を入れ、遊撃と二塁のグラブを発注した。石垣島に残り、特守用のボロボロのグラブを相棒に鍛錬を積んだ。
「それだけ選択肢があるのは悪いことじゃない。サードで出られるのが一番かもしれないですけど、1試合でもチャンスがあるなら結果を出さないと。意地で、もがいて、どのポジションでも出られるように」
ファーストミットは三木のものを借りた。どの形が合うか試しながら「つくっておいて損はない」とこちらも発注する予定だ。
今まで以上に必死に野球に向き合う日々。危機感があった。「最近、ネモさん(根元内野守備走塁コーチ)とか自分に近い人が引退して、僕もこのままでは長くないと思った。今までと同じじゃなくても、元気に1年でも長くやりたい」。
今年で30歳。一塁も遊撃も守れる選手なんてそういない。「今、楽しいですよ。いろんな景色が見える。きれいな野球はできないかもしれないですけど、泥くさく。自分自身に期待しながらやりたい。それだけの準備はしてきたと思います」。私も大学時代から鈴木を取材してきた。引退なんてまだまだ考えられない。同感だ。

ロッテ鈴木「いろんな景色が見える」初の一塁懸命に

鳥越コーチからの言葉があった

さすがに首脳陣もぶっつけ本番でファーストの守備に就かせたわけではなく、練習させてたと書いてあります。ショートのグラブまで用意してるところから大地のどのポジションでもやり抜いて試合に出るという意欲が伝わってきます

本人はサードで出続けるとキャンプ前日に語っていた

ザック生馬氏のインタビューでサードは譲らない、全て出続けるという覚悟を語っておりました。もちろんシーズンオフからとある発言によって例年以上の強い気持ちで準備を続けてきたのでしょう。そんなときに鳥越コーチからの言葉。さすがに記事の一言だけで伝えることはないでしょう。あまりにも失礼すぎる。だから話し合って決めたことなのだろうと信じてはいます

一塁には可能性がある

一塁でファインプレーをしたように新たな大地の可能性、ポテンシャルが発揮できるのでは?という期待があります。ファーストも守れることによって何かあったときに大地がいる!というのはチームにとっても大きいでしょう。それに大地自身としてもこれからのプロ野球人生でプラスになることだと思っています。本人も内心は分かりませんが、とにかく試合に出たいという気持ちは強いでしょうし、楽しみながらやってるのは本当だと思います。

一塁には怖さがある

しかしシーズルフルで出続けたことのあるショート、セカンドと違い殆ど経験のないファーストは簡単にはいかないでしょう。パワプロとは違いショートとセカンドでは使う筋肉も違うでしょうし、同じポジションで磨かれた守備の感覚も違うと思います。それによって疲労が溜まりやすくなったりするのではないかと懸念しています。ミキティーとかが貴重でもっと評価されてほしいと思うのはこの部分です。

基本はサード、あとはオプションと考える

基本はサードのスタメンでしょう。あとは試合終盤もしくはあまり良いことではないですが、けが人が出たりしてやむを得ない場合に入るという可能性がベターなのかなと。こうすることでオールスターやベストナイン、ゴールデングラブにも大きく影響しないでいけるのかなって。そして何よりグラウンドに立ち続けないといけない選手なので他の野手、マウンドは孤独と言われるピッチャーに対してのベストな声かけとできるのかなと考えています

今シーズンどうなるか分からない

普通に考えれば去年フル出場を果たしたサードのレギュラー。開幕サードでのスタメンが普通のことですが、決めるのは首脳陣、こればかりは分からない。ですが大地は後悔のないように全力で目の前のことに泥臭く取り組んでいます。結果を出し続けています。このことは大地の人生、野球人生ともに素晴らしいものにしてくれることでしょう。同じ立場ならあんなコメント出せない。。ひたむきに頑張れる選手。マリーンズになくてはならない選手。自分はそう確信しています。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事